こっちの国々では、コーヒーに砂糖を使うのが普通です。
日本では「通(つう)はブラック」みたいな風潮があり、非常に特殊な感じがします。
はっきりといいます。砂糖を使わないコーヒーを飲むほうが、世界基準でみると異常です。
「コーヒーは砂糖を使うものなのです」というと「コーヒーの本当の味が分からないじゃないか」といいます。
では、考えてみてください。ケーキはどうして美味しいのか。砂糖が入っているから美味しいのです。誰が「粉の味がよくわかるから」と砂糖抜きのケーキを食べましょうか?
コーヒーは「砂糖が入って完成品」。そういうふうに、こっちの人たちは考えています。
砂糖を使わないのは、カッピング(品質検査)のときだけです。
こっちでセミナーを受けときに、先生が「コーヒーに砂糖を入れるとコーヒーの風味が分からなくなります」などと言っていましたが、授業が終わってから一緒にご飯を食べに行ったら、食後のコーヒーに砂糖を使っていて、唖然としました。