タクシスタ(タクシー運転手)と話をするのが好きだ。
空港タクシーの初乗りは15ドル(米)。ニカラグアの物価から考えると強気な価格設定だ。
誰に値段を聞いても15ドルより下がらない。そしてみんな『どうせ会社が出してくれるんだろ』というようなことを言う。なるほどこの国では空港を使う人というのはビジネスの人がほとんどということか。観光で来る人は少なそうだしね。
レオンまでタクシーで行くことにしたのはいいが、2時間かかると言われた。
タクシスタがわいわい集まっているところに行って、交渉。
料金は80ドルを70ドルそして50ドルまで値切ったが、誰もレオンまで行きたがらない。「お前行け」、「いやだ」 みたいな会話をみんなでやっている。
そのうちの1人が「誰か50ドルでレオンまで行くやつはいるか?」と叫ぶ。そうしたら今日はまだ1人もお客を取れていない若いドライバーが渋々と出てきた。
走り出してから、おなかがすいていたので「夕飯が食べたい」と言うと、「おれもまだ食べてない」というので、レストランに連れて行ってくれるように頼んだ。
2人で幹線道路沿いのレストランに入った。