『世田谷コーヒー宣言』 スペシャルティコーヒー専門店カフェテナンゴの公式ブログ

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カテゴリ:コスタリカ(コーヒー)( 60 )


2012年 08月 27日

コスタリカ出張2012 その33 最終日

>5月20日

7時起床。

朝食ビュッフェでガジョ・ピントとマドゥーロを食べる。

最後はコスタリカ食で締めないと、今度はいつ来れるかわからない。

9時にチェックアウトしてタクシーで空港へ。

出国税28ドルをクレジットカードで払う。

出発までブリット社のショップでコーヒー豆チョコを買ったり、フランシスコ・メナや
ラ・カンデリージャのエステバン、ラ・リアのルイスなどお世話になった人たちに
電話をかける。

ヒューストンで乗り換えてロサンゼルス、そして羽田に着く予定。

ああ、コスタリカ。

今回も楽しかったし、さらにコスタリカコーヒーへの理解が深まった。

多くのマイクロミルは小規模、零細で小さなロットを手間暇かけて丁寧に仕上げている。

このようなコーヒーは、大規模、大量生産の大手ロースターが扱うべきではない。
なぜなら大量生産は、必ず品質を下げるからだ。

細かい手作業であたたかく仕上げられたスペシャルティロットは、やはり少量で
丁寧に焙煎できる小規模ブティックロースターが、その品質を保ったまま消費者へ
届けるのが一番だろう。

カフェテナンゴは、マイクロミルの意思を的確に表現できるロースターを目指す
ことを決意した。


ということで33回にわたってなんとか報告を書き終わりました。
やれやれ。

カフェテナンゴのコスタリカコーヒーはこちら
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by cafetenango | 2012-08-27 10:00 | コスタリカ(コーヒー)
2012年 08月 26日

コスタリカ出張2012 その32 サンホセでの一日

>5月19日

7時起床。

「サンホセでおみやげを買おう」と決めていたので、朝食後すぐに出発。

タクシーを呼んでもらってフロントのソファで待つ。

クラクションが鳴ったので出ていくと、車には前回タラスにいくとにバスターミナルまで
乗せっていってくれた運転手がいた。

「タラスはどうだった?」など色々な話をしながらサンホセの中心部へ。

10時前には「Hotel Balmoral」にチェックイン。

あとは娘におみやげを買ったりしながらブラブラとサンホセを歩いた。

夜は約束があった。

18時半にホテルのフロントに行くと、エクスクルーシブコーヒーで知り合った
コスタリカ在住の韓国人ダニエルがいた。

彼はもう20年もコスタリカの観葉植物を韓国や日本に輸出している。

今は年金生活だが、韓国に住む親戚がカフェをやりたいのでコスタリカのコーヒーを
送って欲しいという連絡があり、重い腰をあげてコーヒーを勉強したら思いのほか
面白かったらしく、もっと勉強したいとのこと。

夕食をご馳走するから情報交換しようと、中華に誘ってくれたのだ。

「ホテルから近いお店だよ」というので安心してついていくと、どんどん暗くて静かな
ほうへ行く。

『これはまずい』

明らかに夜歩いてはいけない場所を歩いている。

いくらここに住んでいる人と一緒だとしてもこの状況はあまり良くない。

今までの経験が「やばい」と言っている。

『本当にこの先に中華レストランがあるのだろうか』

『この男は私を騙そうとしているのではないだろうか』

色々な考えが浮かんでは消え、シャツの下で冷や汗がドッと噴出した。

「もう戻ろう」と言おうとしたときに闇の中に紅い看板が浮かんでいるのが見えた。

『ああ、本当にレストランがあった』。少しだけホッとする。

こんな中心部から離れたところにあるのにもかかわらず、中に入るとほぼ満席状態。

普通のレストランで安心したら急におなかがすいてきた。

ビールを飲みながら焼きそばを食べて、先日行われたカップオブエクセレンスのこと
を中心に中米スペシャルティコーヒーに関しての話をした。

年金生活だから仕事はもうあまりやらないと言っていたダニエルだが、「コーヒーの
輸出をやってみたい」となんだかウキウキした様子でとても楽しそう。

メールアドレスを交換してレストランを出る。

帰りも同じ暗い道を2人で歩いてホテルまで戻った。

いよいよ明日は出国。
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by cafetenango | 2012-08-26 10:00 | コスタリカ(コーヒー)
2012年 08月 25日

コスタリカ出張2012 その31 エクスクルーシブコーヒー

>5月19日

朝4時半に目覚ましが鳴る。

5時15分発のサンホセ行きに乗らなければいけない。朝ごはん無しのプランに変更しておいた
のですぐに出発できる。

朝早いのでフロントに人がおらず、部屋に鍵を置いて外に出た。

バス待ちの人たちの中に入ってしばらく座って、だんだんど明るくなっていく空を見ていた。

4年前にここサン・マルコスに来た時は、まだまだ未熟でやっと中米を一人で歩けるようになった
ばかりの頃だった。

今では自由自在に動き回ることができるし、コーヒー関係者とのつながりも以前とは比べものに
ならないほど広がり、深まった。

本当はもっとここでゆっくりとしていたいのだが・・・。

色々考えているうちにバスが到着。

7時半にサンホセのバスターミナルに着き、サンドイッチとコーヒーで1600コロンの朝食。

ターミナルを出て、タクシーでホテル「ロデオ」に向かった。

今回の出張は、このホテルにずいぶんとお世話になった。いくつか不便なことがあったが、
静かで清潔でのんびりとできた。

ホテルのすぐ隣に簡易食堂のようなものがあって、そこでご飯、肉、サラダをパックに詰めてもらって
テイクアウト。(1500コロン)

ちなみにこのような簡易食堂をコスタリカでは、SODA(ソダ)といって、もうそこらじゅうにある。

お昼ごはんを持ってタクシーでエクスクルーシブコーヒーへ。

ラ・リアで預かったコーヒーサンプルをフランシスコ・メナに渡す。

この日は、マイクロミル「サンタ・アニータ」のロニーがエクスクルーシブに来ていて、2セッションの
カッピング。

並べられたのはサンタ・アニータのロットのみ。違うのは品種や精製方法、収穫日だけ。

品種、精製が違うと本当に風味に差が生まれる。こういうカッピングはなかなか日本では体験できない。

午後はマイクロミル「ビオカフェ」、「ラ・カロリーナ」、「ラ・リア」のロットをバラバラに並べての
ブラインドカッピング。

「ビオ・カフェ」のロットは、どれも水分値が13~14%あり、良い結果が出ない。数パーセントの水分値の
違いでここまでコーヒーの味が変わるとは思わなかった。

貴重な体験。ちなみにこういうときにはカッピングシートに「Potencial」(ポテンシァル)と記載される。

「ラ・カロリーナ」は、フライレスにあるマイクロミルで、以前ラ・カンデリージャ農園で働いていた方が運営
されているとのこと。

このセッションで、一つだけ際立っていたのが「ラ・リア」の【サンタ・ロサ1900】だ。

クリーンさ、ジューシーさがすごい。花とチョコが口からこぼれ落ちそうになるくらいに溢れだす。

他のものとは別次元。今回の出張で最も素晴らしいカップであった。

18時を過ぎたところで全て終了。

明後日私は帰国なので、エクスクルーシブコーヒー最後の日。

フランシスコ・メナが最後の晩餐ということでみんなで食事にいこうと提案。従業員達とピザを食べに
行った。

最後にホテルまで送ってもらい、別れの挨拶。今回の出張はエクスクルーシブコーヒーに始まり、
エクスクルーシブコーヒーに終わった。本当にお世話になった。

シャワーを浴びてベッドに入る。出張の全工程が終わって何か肩の荷がおりたような、軽い気分。

ほっとして今日はよく眠れると思いきや、色々とこみあげてくるものがあり、なかなか寝つけなかった。
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by cafetenango | 2012-08-25 16:30 | コスタリカ(コーヒー)
2012年 08月 21日

コスタリカ出張その30 ラ・リア ドラゴン農園2

>5月17日

この日は、出荷するコーヒー豆を選別する作業に追われていたルイス。

忙しいところにお邪魔して、さらに農園案内まで頼んでしまってなんだか
申し訳ない。しかも現在ラ・リアのコーヒーはカフェテナンゴで売っていない
のだから、これまたさらに申し訳ない。

しかし、この先必ずここのコーヒー豆を販売することにしているので、
今回はキチンと農園に連れて行ってもらおう。

その前に選別しているところを見せてもらう。

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【比重選別機】

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【手選別】

ラ・リアでは、昨年まで最後の選別をラ・カンデリージャにお願いしていたのだが、
今年から選別機械を買いそろえて自分のところで行うようになった。

これでさらに細かいロットが作れるようになるだろう。

お昼近くになってしまったので、『ごはんを食べてから農園に行こう』ということになった。

すぐ近くなのかと思っていたら結構な距離があるらしく、今食べないと後でお腹がすくと
言われてルイスのお母さんにお昼ご飯を作ってもらった。

食べている途中に「パピータス食べるかい?」と聞かれて、パピータスってなんだっけと
思いだせないままに「はい」と言ったらポテトチップスが皿に盛られて出てきた。

『ああ、そうだ。パピータスはポテチだ』これがおやつの場面だったらすぐに理解できた
だろう。

しかし、ご飯の付け合せにポテトチップスという観念がまったくない為、食事中にこの
単語が出てきてもパッと理解しがたい。

こっちの食事はトルティージャ、豆、肉などが主なので、バナナチップスとかクラッカー
みたいなものがちょこんと付くこともある。

そんな感じでくっついてきたポテトチップス。ご飯も全て美味しくいただきました。

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【さて車に乗って】

2012年カップオブエクセレンスで2位入賞のドラゴン農園へ。

この農園はアセリというところのセロ・ドラゴン(ドラゴン山)にある。

4つのミクロベネフィシオを擁する名産地サン・パブロを抜けてさらに山奥へ。

険しい道、急な坂、立ち込める霧。

山の下から見れば「雲」だが、登って中に入ってしまえば「霧」である。

たどり着いた。

雲の中にすっぽりと隠れたドラゴン農園。

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鳥の声と風の音。あたりは白く、静かだ。

コーヒーの木が持つ力がひしひしと伝わってくる。この農園の珈琲は絶対に美味しい。

直感的にそう思った。

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【木の説明をしてくれているルイス】
ゲイシャ、ブルボン、イエローブルボン、ティピカなど様々な品種が植えられているが、メインはカツーラ種。

ここの気候で育つカツーラ種は、15~20日の間に完熟のピークを迎えるので熟度がキレイに揃う。

素晴らしいコーヒーチェリーが収穫できるというわけだ。

久しぶりに感動する農園に出会えて大満足。

帰りにパンとトルティージャを買って、ルイスの家でチチャロン(豚肉)と一緒に食べる。

グアテマラでチチャロンというと豚の皮を揚げたものを指すが、ここでは肉そのものだった。

エクスクルーシブコーヒーにサンプルを届けて欲しいと言われ、2サンプルを預かった。

明日はサン・ホセに戻る。
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by cafetenango | 2012-08-21 13:47 | コスタリカ(コーヒー)
2012年 08月 15日

コスタリカ出張その29 ラ・リア ドラゴン農園1

>5月17日

6時起床。

このホテルに4年前に来た時には増築したばかりの新しい部屋に泊まった。

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シャワーの調子が悪く毎日大変な思いをしたが、さすがに今回はきちんと
お湯が出た。

ガジョ・ピント、トースト、卵、ベーコン、チーズとカフェ・コン・レーチェ

だいたいお決まりの朝食。

明日はサン・ホセに戻るので、バスのチケットを買っておかなければいけない。

ホテルからすぐのところにチケット売り場で明日の5時15分発のサン・ホセ
行きを買って、ドラゴン農園を見せてもらう約束をしたラ・リアのルイスに電話。

彼はとても早口でたまに聞き取れない。

今は作業中だから、お昼くらいになったらホテルに迎えにいってあげるよと
言われた。

お昼まであと3時間もある。ホテルで何もせずに過ごすのはもったいないので、
町のはずれにあるロス・サントスカフェで珈琲でも飲もうかと歩き出す。

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このサン・マルコスでエスプレッソが飲める数少ないお店。

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カプチーノ・シンプレを注文。(1100コロン)

日本にいるときは砂糖をあまり使わないが、こちらに来た時にはだいたい砂糖を
使う。

道行く人や車をみながらボーッとしていたら、見覚えのある顔が・・・。

ラ・リアのルイスだ!

お昼までは来ないはずのルイスが、ホテルではなくいきなりカフェに来たのだから

最初は何が起こったのかまったく理解できなかった。

ドアを開けてルイスが入ってきたので、とりあえず挨拶をして「なぜ・・・?」と

問いかけると逆に「なんでこんなところにいるんだ?何をやっているんだ?」と

質問された。

「だってお昼にホテルに来るって・・・・だからコーヒー飲んで・・・・」

「早く車に乗って!ドラゴン農園にいくぞ。」

偶然カフェの前を通りかかって自分を見つけたのかと思っていたが、どうもそうでは
ないらしい。完全に私を探していたようだ。

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車のドアを閉めて、朝の彼との会話を思い返してハッとした。

自分の聞き間違えだ。

ルイスは、おそらく「Media hora」(30分)後にホテルに行くと言ったのだろう。

それを「Medio dia」(正午)と勘違いして12時頃に来ると思ってしまったのだ。

そう考えるとこの事態に納得がいく。

待ち合わせで失敗することはたびたびあるが、今回のはちょっとショックだった。

まずはルイスの残った仕事を片づけて、お昼ご飯を食べてからドラゴン農園に行くと
いうので、ラ・リアへ。
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by cafetenango | 2012-08-15 12:38 | コスタリカ(コーヒー)
2012年 08月 14日

コスタリカ出張2012 その28 ラ・カンデリージャ農園3

>5月16日

今回のラ・カンデリージャ農園訪問では、以前見なかった区画を見せてもらった。

ベネフィシオの周りを取り囲むようにある区画は、その名もズバリ「ラ・カンデリージャ」。
カツーラ種がメイン。

そして、レシビドールのすぐ上にあるエステバンの新居のさらに上。

そこには「カタホ」という区画がある。

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【カタホ】
もともとは「Carajo」(カラホ)という言葉があり、それが訛ったもの。

エステバンのおじいさんがどうしてもCarajoをうまく発音できずCatajo(カタホ)と
言っていたことに由来している。

車で少し走ったところにある「ドン・ギジェルモ」という区画。

どこの区画をみても見事なセルコである。

コスタリカでは、畑にコーヒーだけが植えられているのを【カフェタル】といい

コーヒーの木だけでなく、シェードツリーも含め色々な植物が一緒に植えられている畑を

【セルコ】というのだ。

エステバンの携帯電話には仲間のコーヒー生産者からひっきりなしに着信がある。

だいたいは畑のコントロールのアドバイスを求める電話だ。

農園を歩き回った後は、エステバンの奥さんが作ったバナナケーキをごちそうになる。

カンデリージャのピーベリーを淹れてもらって飲んだのだが、これが美味しい!

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【スペイン語ではピーベリーとは言わずカラコリージョ】

今年からピーベリー選別機を導入。その選別の厳しさのため、商品としての量が少ない。

全量は30袋くらい収穫できるそうだが、2回のサイズ選別、3回の比重選別を行って

最終的に12袋程度になる。

本当に磨き抜かれた品質だ。

ピーベリーだから美味しいというわけではない。

もともとのコーヒーチェリー品質の高さと選別の素晴らしさがあってこその風味。

ピーベリーは、2個に分かれるはずの種が一個になっているから「味が濃い」などと
いわれるが、だったら普通のコーヒー豆を2倍使えばいいということになってしまう。

ピーベリーは、決してそれだけで美味しいわけではなく、基本となるコーヒーチェリーと
選別で味が決まるのだ。

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【カンデリージャの選別風景】

普通の豆よりも高価なのは、特別な選別機を使用するための手間賃であったり、製品数の
少なさからくる希少価値などが付加価値として乗っかっているに他ならない。

さて、夜はエステバンと奥さんと3人でサンマルコスの有名レストラン「タチート」へ。

SCAJへの参加やコスタリカのトルティージャ、ガジョ・ピントの話、現在のコスタリカ
コーヒー事情など色々と話す。

COE(カップオブエクセレンス)の話はとても興味深く、すべてのコーヒー生産者がCOEを
歓迎しているわけではないことを再認識。

ちなみにラ・カンデリージャ農園は、今年出品する前にほぼすべてのロットに買い手が
ついてしまったので参加を見送った。

COEは審査基準がしっかりしてきたが、逆にその基準に沿ったものしか上位にこなくなった
ので、オークションロットに似たような味と香りのコーヒーが増えた。

「土地の味」というよりは「COEの味」ともいえる風味が出来上がっているように感じる。

そろそろ限界が見えてきたという感じもするが、今のところこのCOEを超える冠がないので
このまま続いていくんだろうな。

ナチュラルだけのオークションやメキシコ参加などイベントを組んで新鮮味を出してはいるが
・・・。
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by cafetenango | 2012-08-14 13:50 | コスタリカ(コーヒー)
2012年 08月 07日

コスタリカ出張その27 ラ・カンデリージャ農園2

>5月16日

ラ・カンデリージャ農園は、カフェテナンゴ創業以前からの付き合いである。

日本スペシャルティコーヒー協会(SCAJ)の展示会に来ていたリカルド・エルナンデスに
名刺をもらったのがきっかけで知り合った。

「今度農園に行くから案内してよ」とお願いしてから数か月後、コスタリカに着いた私は、
首都サンホセから農園に電話。

「今サンホセにいるんだけど、どうやって農園まで行けばいい?」

「MUSOCからバスに乗って・・・」

サンマルコスに着いて、バスを降りたらそこにリカルドが待っていた。

私を見て、第一声が「まさか本当に来るとは思わなかったよ」

たしかに、当時コーヒー屋でもなんでもなかった私がコスタリカまで農園を見に来るとは
思わなかっただろう。

しかし、私の訪問をとても喜んでくれて、カンデリージャだけでなくいろいろな農園を
案内してくれたし、その時収穫が始まったばかりだったゲイシャ種も味わわせてくれた。

そして、今回の訪問ではゲイシャ種の収穫量は飛躍的に増えて1コンテナ(約250袋)を
生産できるようになっていた。(この1コンは、すでに某大手企業が買付していたが)

ゲイシャだけでなく、ET47、SL28などアフリカ系品種の苗を育てていたので、これから
もっともっと色々な味と香りをもったコーヒーが収穫できるようになるはずだ。

今回見た中で面白かったのは「マイコ種」。(ゲイシャではなくマイコというのが・・・)

カツーラとゲイシャの自然交配という憶測だ。

木はカツーラっぽいのだが、実の形にゲイシャの特徴が出ている。

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実の先が王冠をかぶったようにツンツンしている。これがゲイシャの特徴。

マイコ種が商業ベースに乗るような品種に育つかどうかは今のところ分からない。
そして、種としてキチンとリリースされる際には名前が変わるかもしれない。

マイコ種というのは、あくまでラ・カンデリージャ農園の中での呼び名だということだ。

今後(忘れたころ)、カツーラとゲイシャの交配種が出てきたときに、2012年の段階でこの
ラ・カンデリージャにあったということを忘れないでもらいたい。

今のコスタリカは、どこに行っても品種を増やそうという傾向がみられる。

中米のマイクロロットを主導するコスタリカが今後さらにロットごとの差別化を図る手段
としてハニー精製の次に期待するのが「品種」なのだろう。
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by cafetenango | 2012-08-07 14:04 | コスタリカ(コーヒー)
2012年 08月 06日

コスタリカ出張 その26 ラ・カンデリージャ農園1

>5月16日

6時起床。ゆっくりと朝食を取り、タラスへ向かう準備をする。

8時にチェックアウトしてタクシーでサンホセの外れにあるバスターミナル
MUSOC(ムソック)へ。

9時発のロス・サントス行に乗れると思っていたが、朝のサンホセ市内は

渋滞がひどく、思った以上に時間がかかってしまってバスターミナルに着いた時には

9時を少し過ぎていた。次のバスは12時半。3時間以上もここで過ごすのは

あまりに退屈なので、チケットだけ買ってサンホセ中心部に移動。

このMUSOCから中心部へはタクシーで2ドル。日本の感覚なら徒歩圏内だが、
ここは中米。タクシーに乗る。

中米の中では比較的治安が良いとされるコスタリカではあるが、近年サンホセでは
凶悪な犯罪も増えてきているので油断はできない。

以前滞在していたときでさえ『メインのストリートを2本外したら歩くな』と言われていた。

一人で行動するときは念には念を入れなければいけない。

テアトロのカフェに入ってカフェ・コン・レーチェを注文。(750コロン)
その後、ネットカフェでメールチェックをして、ラ・カンデリージャ農園のエステバンに
電話。

12時半サンホセ発のバスに乗ることを伝えると、サンマルコスのバス停まで迎えにきて
くれることになった。

これで安心してサンホセを出発できる。ということで昼食。

レストランでCasado(カサード)を注文。

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カサードは、コスタリカでは定食のこと。日本でいえば「ランチ」みたいなもので、
早く出てきて、安いセット。飲み物付の場合も多いので、カサードを頼むとラクちん。

量が多くて残してしまったが、美味しかった。

再びタクシーでMUSOCへ。やはり渋滞がひどく時間がかかる。

サンホセでタクシーに乗ると、運転手との話題は「渋滞」だ。あまりにも会社や学校が中心部に
集中していることが良くないようだ。

でもまあ今度は無事に12時半発に乗り、14時にサンマルコスに着いた。

15時にサンマルコスのバス停でラ・カンデリージャのエステバンと待ち合わせていたので、
とりあえずホテル「アルボレダ」にチェックインしてからバス停に戻った。

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【ホテル アルボレダ】
15時ぴったりにエステバンが来て、ちょっと買い物があるというので付き合う。

コーヒー豆サンプルを発送する用に紙袋を買いたいという。

歩いているとミクロベネフィシオ「ラ・リア」のルイスにバッタリと会う。

この機を逃すまいと、今年のCOEで2位入賞のドラゴン農園を見せてもらう約束をした。

買い物を終えて、車でラ・カンデリージャへ。
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by cafetenango | 2012-08-06 08:45 | コスタリカ(コーヒー)
2012年 08月 04日

コスタリカ出張 その25 エル・セントロ農園

>5月15日

ブルマスの管理人アルバロは、15歳のときからコーヒーに携わっている。

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今61歳。3年半前からブルマスの管理人になった。とても元気で色々な話をしてくれた。

マイクロミル「ブルマス・デル・スルキ」は、全8農園。

その中には、今年カップオブエクセレンス1位を獲ったサモラ農園もあるし、

カフェテナンゴが販売しているエル・セントロ農園もある。

「どこを見たいんだ?」と聞くので、とりあえず今年のカップオブエクセレンスのチャンピオン
「サモラ農園」がどんなところなのかを見たいと申し出る。

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「サモラはすぐ近くだぞ」と言ったとおり、トラックに乗ったと思ったらすぐに着いた。

ベネフィシオのすぐ近くにあるこの農園は、標高こそ高くないものの、管理が行き届いていて

本当に美しい農園だ。写真をみてもわかると思う。

雨がぱらぱらと降る中で遠くにはエレディアの街が見える。

『ここで採れた豆が今年の一位か・・・』。

サモラが1位を獲ったときの会場の興奮と今この農園の静寂の差に不思議を感じながら

しばらくぼーっと農園を眺めていた。

雨が少し強くなってきたので、さらに降らないうちにエル・セントロ農園を見てしまおうと

いうことで、トラックに乗って坂を上った。

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【エル・セントロ農園の門】

この農園は、標高が1600m以上あり、ブルマスが所有する農園の中では高い。

地表には、石がゴロゴロとして、シェードツリーには「ギネオ」が多く使われている。

12月くらいには強い風が吹くので、コーヒーの実が落下してしまわないようにスィプレスを

植えて風よけとしている。

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【右の緑の壁が風よけ】

この風よけを「タパビエント」と言っていた。エルサルバドルではこういう風よけを

「ロンペビエント」と言っていた。このあたりの共通語はスペイン語だが、各国にはそれぞれに

言い方があるものだ。

農園を見て回っていると、雨脚が強まってきたので、そのままエクスクルーシブコーヒーまで
送ってもらった。

ファン・ラモンとエクスクルーシブで待ち合わせをしていたので、カッピングをしながら

待っていたが、夜になっても現れなかった。
(このときカップしたラ・リアのドラゴン農園はすごかった・・・)

次は、再びタラスへ行く予定だったので、ホテルに帰ってバスの時間をネットで調べる。

サン・ホセの外れにあるムソックというターミナルから乗ればタラスにいける。

4年前に初めてラ・カンデリージャ農園に行ったときもそこから乗ったので、よく覚えている。

9時のバスに乗って、お昼にはタラスに着けるようにしよう。
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by cafetenango | 2012-08-04 16:48 | コスタリカ(コーヒー)
2012年 08月 01日

コスタリカ出張 その24 ブルマス・デル・スルキ 

>5月15日

6時半起床。昨夜、ステーキハウスで鶏肉を沢山食べたせいか胃が変だった。

今日は、カップオブエクセレンスで1位になったサモラ農園を訪問しようと決めていたので、

マイクロミル「ブルマス・デル・スルキ」に行くことになっていた。

ブルマスとは「曇り」、スルキは山の名前。

ブルマス・デル・スルキとは、【スルキ山の(標高が高く)雲がかっている場所】という意味。

ここのオーナーであるファン・ラモンは、まだ若いがコスタリカ屈指の農業技師で、優れた
コーヒーを多く生み出している。

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【ファン・ラモン】

とりあえずエクスクルーシブコーヒーのオフィスへ行こうと思って、タクシーをお願いして
ロビーで待っていたら、エクスクルーシブのミゲルがバイクで迎えにきてくれた。

呼んでおいて申し訳なかったが、まだ到着していなかったので、タクシーをキャンセルして
ミゲルのバイクに乗ってブルマスに向かった。

私は以前一度だけ行ったことがあったが、ミゲルは入社3カ月目の新人で、まだブルマスに
行ったことが無く、途中で迷ってしまった。

私もうろ覚えだったので、キチンと道を指示できず、2人で何度も道を尋ねながらようやく
ブルマスミルに到着。

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【ブルマスからみた景色】

日射しは熱く、半そでから露出した腕が焼けていたかった。

門から入って、奥に行くとなんだか騒がしい。

先日のカップオブエクセレンスで1位を輩出したマイクロミルということでテレビ、新聞の
取材陣がわんさかと押し寄せて、撮影やらインタビューやらが行われている真っ最中。

ファン・ラモンに挨拶をして、取材陣にまざって説明を受けていた。

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話の流れでファン・ラモンが日本のバイヤーとして私を紹介したもんだからさあ大変。

いきなりコーヒー農園のまん中に立たされて、マイクを付けられて、カメラが回って、インタビュー開始!

恐る恐る「日本語で答えていいですか?」と聞いてみると、やはり「全部スペイン語でお願いします」と
返ってきた。

今までもエルサルバドル、ホンジュラス、コロンビアと色々な国のテレビや雑誌の取材を受けたが、
みんな質問が難しい。

やっぱりグダグダなインタビューになってしまった。放送されていなければいいが。


2012年コスタリカNo.1のサモラ農園とカフェテナンゴで販売しているエル・セントロ農園が見たいと
ファン・ラモンに申し出ると『午後から医者に行かなければいけない』ということで、管理人アルバロと
一緒に農園へ出かけることになった。
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by cafetenango | 2012-08-01 11:32 | コスタリカ(コーヒー)