『世田谷コーヒー宣言』 スペシャルティコーヒー専門店カフェテナンゴの公式ブログ

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2014年 07月 23日

ドライミルの後、ウエウエテナンゴへ向う

ウエウエテナンゴはグアテマラの北部。日本語では多少コミカルに響くこの名前だが、ウエウエットレの木がたくさん生い茂る場所という意味である。

コーヒー産地としてはグアテマラシティ近辺やコバンのほうが古いが、現在中米で、いや世界で見てもトップクラスのコーヒー豆を産出するエリアである。

しかし、遠い。アクセスしにくいのだ。車で行くとグアテマラシティからたっぷり6時間以上かかって山のふもとまで行って、そこから各農園、農協まで2~3時間をかけていく感じ。

今回も例にもれずグアテマラシティからスタートし、ウエウエに向かう。

その前にフェデコカグアで見たコーヒーの選別機を紹介しよう。

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これが最新鋭の選別マシン!!ゲームセンターに置いてありそうな・・・。

とにかくこれで生産性がめちゃくちゃに上がったそうですが、価格もすごいそうで・・・。

これは動画で見せなきゃと思って撮ってきました。




取り除きたい欠点豆の色をコンピュータに登録しておくと、その色を持ったコーヒー豆がカメラの前を豆が通過した際にエアで吹き飛ばすという仕組み。従来の製品はカメラが一つしかなく、一方向からしかチェックできなかった為、カメラの死角に欠点がある場合は選別をスルーしてしまっていたが、この機械は裏表の2方向からカメラでチェックをするので、悪い豆を逃がさない。

こういう機械がでてくるとますますコーヒーがクリーンになっていく!!楽しみだ。
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by cafetenango | 2014-07-23 15:35 | グアテマラ(コーヒー)
2014年 07月 05日

カッピングカッピングカッピング

この出張では朝イチのカッピングが多い。そしてお昼も夕方も。カッピングの千本ノック状態ですよ。
そのために来ているのだから当たり前といえば当たり前か。しかし時差ボケ、寝不足で移動が多く、
体調管理が難しい中でのカッピングは本当に大変。
できれば中米に着いて1週間くらいのんびりして体を慣らしてからカッピングするほうが良いのだが、
そんな悠長なことは言っていられない。

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この日はグアテマラシティにあるフェデコカグアでいろいろな産地のコーヒーをカッピングさせてもらった。
昨年に続いて2度目の訪問になったこのフェデコカグア。ヘラルドさんも元気そうでなにより。
コーヒーの相場が急騰して、いろいろな問題が出てきているようでした。

終わるとすぐにパリンにあるドライミルへ。ここで新しい選別機を見る。精製、選別の機器がどんどん
良くなってくるとますます良いコーヒーが沢山できるようになる。

選別機の写真は次回。
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by cafetenango | 2014-07-05 19:14 | グアテマラ(コーヒー)
2014年 07月 03日

グアテマラシティへ

このブログ4月が最後の更新でずーっとほったらかしになっていました。すいません。
新人が入ってトレーニングをしていたら2か月があっという間でした。

さて出張報告をしていたんでした。ホンジュラス編が終わって、次はグアテマラ編。

ホンジュラスのサンペドロスーラの空港でミーティングをしてから搭乗。ホンジュラス、グアテマラ間を
飛行機で移動するのは初めてで、いつもはバス。早くてラクですね~。

距離的にはとっても近いのだが、エルサルバドルの空港で乗り換えがある。まあこのあたりのハブは
エルサルだから仕方ないのね。

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エルサルといったらこれでしょ。ププサ。絶対にたべなきゃ。

グアテマラに着いてホテルのお迎えシャトルバスを待っていたがなかなか来ない。

今までシャトルバスには何度も泣かされてきた私にとっては『またか』というあきらめの感情しか湧かない。
実際にあまりあてにしていない。

大き目のホテルなんかだとホテル名が入ったバスが来るので一応安心だが、家族経営のちいさなところ
だと、その家の自家用車でくるもんだからちょっと不安だ。

お迎えにきたと思って乗ったら、強盗の車だったなんてこともあるので注意が必要。

どういうことかっていうと。名前を書いたプラカードを持ってホテルの人が待っている。その名前をコピーし
たカードを持って強盗が待っているという恐ろしい状況。

空港から出た瞬間に強盗のほうのカードが運悪く目に入ってしまったらご愁傷様。というわけ。

グアテマラで一度明らかに怪しい状況に出くわしたことがある。

空港を出たら段ボールの切れ端にYoshiyukiと書かれたものを持って待っている人がいて、明らかに
あやしかった。予約段階では男性従業員が迎えにくることになっていたのに、それを持って待っていたの
は女性。

とりあえず話をしてみると、どうやら予約した宿に間違いはなさそうだった。私の名前を女性のものだと
思ったらしく、女性を迎えによこしたとのこと。

そのときは、本当にその宿の人だったのでよかったが、段ボールの切れ端(しかも四角ではなく、ビリッと
ちぎった感じのボロボロのやつ)はやめてほしいものだ。

今はさすがにそういう状況が生まれそうな宿は予約しないことにしている。

話が逸れましたが、とりあえず空港からシャトルバスでホテルについて、チェックインしたときはもう22時を
回っていたんじゃないかな?部屋はきれいで快適でずっと泊まっていたいくらい良かったが、翌日は朝から
カッピングの予定があり、そのあとはウエウエテナンゴに向かうことに。

せっかくいい部屋なのにたったの数時間しかいられないなんて・・・。
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by cafetenango | 2014-07-03 10:29 | グアテマラ(コーヒー)
2013年 07月 30日

フェデコカグアのオフィスへ(2013中米出張)

フェデコカグアのヘラルドに連絡したらオフィスを案内してくれるというので、
ソナ5にあるオフィスに9時に行くことになった。
アンティグアに泊まっていたので、午後のほうが都合が良かったのだが、
ちょうどその日(5/10)は、母の日だったので、午後は家に帰ってしまうとの
ことで午前しか空いていないと。

朝7時にアンティグアからカミオネータ(バスのこと)に乗ってグアテマラシテ
ィへ。そこからはさすがにバスを乗り継ぐ勇気も時間もなくタクシーに乗った。

着いた着いた。ついにやってきました!ヘラルドにおいでと言われていたが
なかなか機会がなかった。でも今回やっと実現した!

フェデコカグアとは何ぞやという方に説明しておきましょう。

【Fedecocagua】

たぶん、Federación de Cooperativas Agrícolas de Productores
de Café de Guatemalaの略なんだと思いますが・・・。

ざっくり言えば、コーヒー農協の親玉みたいなものかな。

アティトラン地区とアンティグア地区を除いて、グアテマラの全ての地域で採
れるコーヒーを扱っている。

なぜアティトランとアンティグアは扱わんのだ?という疑問がふつふつと沸い
てくるでしょう。そうでしょう。

聞いてみましたよ。

アティトランというところは、農園が少なく小農家がほとんどの地域。コーヒー
の収穫期ともなれば、道端にコヨーテがたくさん出て、精力的にチェリーの買
い付けを行っている。

コヨーテというのは、仲買人のことで、道路の脇に秤を設置して地域住民が持
ち寄るコーヒーチェリーを量って買い取る。小農家からすると「お金がその場で
もらえる」というのは魅力的なので利用者はたくさんいる。

フェデコカグアにとっては、契約していた分を勝手に他に売られてしまうなど安
定した取引が出来ないため、この地域のコーヒーは扱わないことにしたのだと
か。

じゃあアンティグアはどうしてだ?だってグアテマラきってのブランド地区だろ?
と突っ込みたくなりますね。

アンティグアは、伝統的に他の地域から豆を集めてきて、アンティグア地域内
で精製処理をして【アンティグア産】として仕上げてしまったりするのでNGなん
だとか。

まあそういうことがあるからこそアンティグア生産者協会が設立され、本当にア
ンティグアで育ち、アンティグアで収穫された本物のアンティグアコーヒー、『ジ
ェニウィン・アンティグア』のロゴマークが生まれたんだろうけど。

そんなわけでその2地域は扱わないんだそうだ。

あとは、グアテマラを襲ったさび病の話も聞いた。前回さび病について書いたの
でここでは書かない。

ラボラトリーに案内してもらって、カッパーたちに混ざって一緒にカッピング。

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【写真はイメージです】
アカテナンゴ、ニューオリエンテ、サン・マルコス、コバン・・・。日本ではなかなか
並ぶことのない地区の豆が一堂に会すると気持ちいいし興味深い。日本だとウ
エウエとアンティグアに偏るもんなあ。

ヘラルドも昼過ぎには帰るとあってそわそわ気味。なのでカッピングが済んで、
オフィス内をぐるっと見てさっさと戻ることにした。

オフィスの前でタクシーを拾って、そのままショッピングセンターへ(ティカルフト
ゥーラとミラフローレス)。

施設内にある【&cafe】アンドカフェとかイカフェとか呼ばれるグアテマラのコーヒ
ーチェーンで休憩。
スターバックスみたいないわゆるシアトル系の作りで『グアテマラにもこんなの
あるんだ』と意外に思う方もいるかもしれないが、他にもこのようなチェーン店は
あるし、もちろんスタバもある。

カミオネータに乗ってアンティグアに着くとお昼を過ぎていたので、昼食をとりに
ドニャルイサというアンティグアで一番有名なカフェに入った。

サンドイッチとコーヒーをオーダーして待っていたら、一人の女性店員が近づい
てきて「あんたいつ戻ってきたの?」って言われた。見たら以前よく応対してくれ
ていた店員さんだった。あんたこそまだここにいたんだ。

帰ってきたんだなあという嬉しさがこみ上げる。コーヒーをおかわりして飲んで店
をあとにする。

アンティグアの街をぶらぶらと歩いて、新しいお店をチェック。

カフェとスパが増殖している。カフェのほとんどにエスプレッソマシンが設置され
ている。こういう時代になったんだなあと思いながら歩いていると、エアロプレス
とかV60とかカリタとか、そういうのまで置いている店があるじゃない。

すごい進化を遂げたなあとびっくり。
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by cafetenango | 2013-07-30 18:35 | グアテマラ(コーヒー)
2013年 07月 25日

ラ・フロレンシア農園のヘラルドと食事(2013中米出張)

ラ・フロレンシア農園のヘラルド・フローレスは、カフェテナンゴに来てくれたことがある。
その時は、ラ・フロレンシアのコーヒーを販売していなかった。前回グアテマラに行った
ときに農園を訪問してそれからカフェテナンゴでは定番のコーヒーとして販売を続けて
いる。
ブルボン種、ティピカ種、ブルボンシート種など数品種を栽培しているが、なんといって
もCOEに連続入賞したブルボンが有名だ。

酸が研ぎ澄まされて美しく、アフターにチョコレートのような甘く芳ばしい香りが残るすば
らしいコーヒーを毎年送ってくれる。

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【ヘラルドと店主かやぬま】

今回の出張では農園に行く時間がなかったので、「ビールでも飲みに行こうよ」と誘さそ
ってみた。

じゃあイタリアンに行こうということになって、宿泊しているホテルまで迎えにきてくれた。
ヘラルドは元気そうで安心したが、農園はさび病で収穫がかなりダウンしたそうだ。

さび病が蔓延したのは気候の変動(異常気象)が大きくかかわっているという。高温
多湿が続き、さび病の菌が繁殖しやすい環境が長い間続いたのが主な原因。

葉っぱが落ちてしまうので、光合成ができなくなり、木の成育が止まり、実が熟さない
ままになってしまう。次の年、その次の年まで影響が及ぶ。

これから先が本当の問題(摘み取り労働者の失業)だとも言われている。

ヘラルドと奥さん、私と川野の4人でテーブルに着く。ビールとパスタを注文。
グアテマラでパスタを食べるなんて久しぶりだ。

昨年の天候、今年の天候、さび病、グアテマラの経済、日本の食べ物、グアテマラの
食べ物、色々と話して、飲んで、そして出てきたパスタが半端なくデカかった。

『これは満腹中枢をやられないうちに食べきるしかない』と判断。

ビールと話は控えめにパスタをほおばる。むむ。これはかなりイケる。しかし何のパス
タだったか今となっては覚えていない。海の幸が香るものであったことは確かだ。

リゾットを頼んだ川野は、そうとう苦しそう。もちろんこれも量が多い。

結果的には美味しく完食。おもったより強敵ではなかった。ああよかった。ビールも2本
飲めたし。日本人だから(?)残すのがどうしても苦手。出されたものは基本的に食べ
きりたい。

欧米人と一緒にホームステイしていて感じたことだが、食べ物を残すことについて
「もったいない」みたいな感覚が無いとはいわないが、日本人より薄い人が多いのか
なと。

出したものをきれいに食べてくれるので日本人の下宿生は好きだというファミリーが
多いという話もきいたことがある。平気で(?)残す日本人もいっぱいいるけど。

私は出してもらったものを残すことは「心苦しい」ので無理してでも食べてしまう。
だから海外などで大量の食べ物を出されたときは壮絶な自分との闘いである。

食後にコーヒーでもとウエイターが勧めてくれたが、もうお腹いっぱい。一滴も入りま
せん。ラ・フロレンシア農園のコーヒーが出てくるなら頑張って飲むけど。

コーヒーとは関係なく農園主と飲んで食べて話をする。これも大切なことだと思って
いる。ホッと息抜きができた美味しく楽しい夜だった。

ラ・フロレンシア農園の購入はこちら
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by cafetenango | 2013-07-25 17:49 | グアテマラ(コーヒー)
2013年 07月 14日

エル・インヘルト農園その3(2013t中米出張)

昨年エル・インヘルト農園のプライベートオークション【レセルバ・デル・コメンダドール】で
あのパナマのエスメラルダ農園ゲイシャ種より高値をつけて話題となったモカ種。
この農園ではまだ木の数が少なく超希少な豆だ。

じつは2年前にここを訪れたときにオークション出品前のモカ種を見せてもらっていた。
コロンビア産等他産地のモカ種は見たことがあったが、グアテマラ産を見るのはこの時が
初めてだった。

今年はさらに栽培区画を増やしたということで見せてもらったのがこれ!!

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どんだけモカ種を増やす気??綺麗な区画にモカ種の木が気持ちよさそうに並んでいる。
濃い緑にみえる小さいのがコーヒーの木で黄緑色でちょっと大きいのはシェードツリーに
なる。

モカ種のもう少し大きい写真。上からなので分かりにくい。後で私とモカ種の記念写真が
出てきますので横からの写真はそちらでどうぞ。

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他の品種とはちょっと変わった形をしているので見分けやすい。葉が小さく、こちょこちょ
とまとまっている感じ。他の品種よりも樹高が小さいらしく、同じ樹齢でもモカ種のほうが
かなり小ぶりだ。採れる生豆自体もかなり小さく、円形でコロコロしている。一見すると
ピーベリーと間違いそうなくらい。

どんな味なのか?このブログを書くにあたって思い出してみたのだが、どうも記憶にない。
あれ?おかしいなとよーく考えてみたら【飲んだことが無い】のかもしれない。

オークションに出品されるロットサンプルは毎年買っているが、このモカ種だけは収穫が
少量すぎてサンプルが来ない。SCAAの展示会でカッピングサンプルが出されているの
は知っているが、SCAAに参加していないので、カッピングはしたことがない。
結局、インヘルトのモカ種はまだ味わったことが無いのかもしれないという結論。
今度農園に行くときには、私の味見分を取っておいてもらうことにしよう。

さてこの写真。新しい区画の植え付け前。

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苗床から畑に植え替える際には、ちょっと大きめの穴を掘って、数日間そのままに
しておく。これは、土の中に日光を入れることで殺菌する為。菌を殺してから植える。

今年もオークションに出品されるということで、高値祈願(?)でモカ種と記念撮影。

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私はパッカマラ種が好きなので、今のところオークションではそれしか狙わないが、モカ種
がたくさん収穫できるようになってきたら、ぜひカフェテナンゴでも扱ってみたい。

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苗床で見つけた【エル・インヘルトの木】。実をつけて、それは食べられるというのだが、
いつもここに来るときは実のなる時期ではないので、まだ食べたことがない。

エル・インヘルトの実も今度食べにこなくっちゃ。
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by cafetenango | 2013-07-14 11:33 | グアテマラ(コーヒー)
2013年 07月 13日

エル・インヘルト農園その2(2013年中米出張)

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エル・インヘルト農園の入口。

一番初めにここに来たときのことはよく記憶している。一人でピップアップに乗ってこの山奥まで来て、
辺りの人に「エル・インヘルト農園はどこですか?」と聞きながらなんとかたどり着いた。

その時はアポなしだったので、当然門が閉ざされていて、入るまでに数十分間にわたっていろいろな
やり取りをした。

その時から考えれば、迎えの車が途中まで来てくれるんだから、今は楽チンである。

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農園に着くと、ドン・アルトゥーロがいたので挨拶。相変わらず元気そうで、さすがの貫禄だ。
「今回は何をし来た?」というので、イエローナンセの収穫されている区画と今年のプライベートオーク
ションに出される予定の区画を見に来たと伝える。

今回はここに1泊させてもらうことになっていたので、荷物を部屋に運んで、ダイニングでコーヒーを
もらって飲む。2年前はここでゲイシャ種のエスプレッソを飲ませてもらって感動した。今回は、エス
プレッソマシン(シモネリ)が運び出されていたので、エスプレッソではなかった。フレンチプレスかな?

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ホテルを出てから2時間かけて移動してきたので、コーヒーはより一層美味しいものに。川野も喜んで
飲んでいる。コーヒーは品質も大事だが、【いつ誰とどこで飲むか】という状況も大切だ。

コーヒーを飲み終わってから、デルマルと一緒にアルマシゴ(苗床)を見にいくことになった。
2年前に来たときはドン・アルトゥーロと一緒に見に行った。今回はどんな発見があるのだろうか。

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とにかくここはたくさんの品種が植えられている。中には珍しいものも。プライベートオークション「レセ
ルバ・デル・コメンダドール」で高値を付けて話題になったモカ種の苗木もある。

今回気が付いたのは【土】に関する実験が多く行われていたこと。
土の配合を変えた苗床が何種類もあり、生育状況を観察している。すでに世界でも指折り農園であるに
もかかわらず、これからさらに良いコーヒーを目指そうという心意気が素晴らしい。
この農園に追いつくことができる生産者はこの先現れるのだろうか?

アルマシゴの隣にはロンブリクルトゥーラ。

ロンブリクルトゥーラとは、ミミズにコーヒーの皮などを食べさせて分解させ、肥料にするプラント。
オーガニックコーヒーを生産したり、レインフォレストの認証を持つ農園などがよくやっている。
要するに「ミミズを飼っている場所」だ。コンクリートで長方形のプールのようなものをつくり、そこに土と
ミミズを入れる。1㎥あたり5000匹くらいのミミズがいるらしい。

このミミズのおしっこを集めて、水で薄めて、霧吹きでコーヒーの木に噴霧すると防虫剤の代わりになる
とか、とにかく手間はかかるが、無駄がなく、環境に優しいものである。

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コーヒーの発芽。

アルマシゴを出て、モカ種が植えられている区画へと向かう。日は高く、じりじりと暑い。
でもコーヒー農園の暑さは好きだ。コーヒーが育つ環境に身を置くのが好きだと言い換えてもいい。
同じ日差しと風を感じることで、焙煎するときの香味がイメージしやすくなるのだ。

焙煎を終えて、コーヒーを口に含んだ時、その農園の風景が浮かんでくるようなものになっていたとき
それは完璧な焙煎だったと初めて言うことができる。
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by cafetenango | 2013-07-13 14:54 | グアテマラ(コーヒー)
2013年 07月 12日

エル・インヘルト農園その1(2013中米出張)

東京からグアテマラシティに着いて、翌朝バスでウエウエテナンゴに。
その翌日にラス・ロサス農園に行って、今ラ・デモクラシアというところに宿をとっている。

こんな田舎だがWifiが飛んでいるらしく、フロントでパスを教えてもらった。
しかしイマイチつながりが悪い。

移動ばかりで落ち着かない日程。しかも時差ボケが重なって疲れは溜まる一方。ここは我慢だ。
とにかくたくさん食べて体力をつけて、眠れるときに寝る。

半地下のような部屋でエアコンも扇風機も無く、夜とはいえ暑い。コーヒーの栽培されている地区
まで登れば涼しいが、ウエウエの幹線道路沿いは標高がそれほど高くなく、暑苦しい。
(後で聞いたら川野の部屋には扇風機があったらしい)

エル・インヘルトのアルトゥーロに電話をしてAM10時にエル・レポソで待ち合わせることになった。
2011年に行ったときは、マルティンが迎えに来てくれたが今度は誰が来てくれるのだろう?
ちなみにエル・レポソとは、メキシコに向かう幹線道路沿いにあるガソリンスタンドや色々なお店が
ちょっと集まった場所で、ここからエル・インヘルト農園に続く道が分岐している。

ホテルからエル・レポソまでタクシーで行こうか通常のバスで行こうか迷う。
一人ならば迷わずバスを使うが今回は社員を一人連れてきているから安全重視でいくことに決め
ていた。

朝8時。隣のレストランに行って朝食でもと思っていたところに、アルトゥーロから電話。

なんだかごちゃごちゃと込み入ったことを話しているので、半分理解できず、もう一度ゆっくりと
話してもらう。

『農園から待ち合わせ場所までの道で工事をやっているので迎えに行けない。
工事中のところまでは車で行くから、そこまではピックアップを拾って自力で来てくれ』

ピックアップか・・・。それじゃあ初めてエル・インヘルト農園に行ったときと同じだな。
そう思ったら急にワクワクしてきた。

ちなみにピックアップとは【乗合トラック】のことで、バスなど公の乗り物ではなく、あくまで個人が
トラックの荷台に人を乗せて運んでいる。
こっちからすればヒッチハイクで載せてくれたドライバーに心づけを渡すような感覚である。

こういうのを通常であれば外国人はほとんど使わないので、慣れないと結構勇気がいるものだ。
場合によっては危険もあるし。

もうすぐ出発だというときにこの電話。こりゃ冒険になるわ。ということで開き直って朝ごはん。

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もちろんコーヒーも。おかわりタダでくれる。3杯いただきました。

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朝食をとりながら川野とミーティング。工事の為、迎えが来れなくなったことを話す。

ホテルから出たところですぐにマイクロバスに乗った。マイクロバスといってもふつうのバン。
朝の時間帯なので人がギュウギュウに詰まっている。ひっきりなしに人が乗り降りするので、
ドアは開きっぱなし。川野なんて半分外にはみ出していた。

でなんとかエル・レポソまで来て、やれやれ。

ジュースを買って、店のおばちゃんに「今からピックアップでエル・インヘルト農園まで行くんだ」と
話したら、工事しているところまでトゥクトゥクで行ったらいいんじゃない?と。

そこにちょうどよくトゥクトゥクが来たので値段を聞いたら5Q(ケツァール)で行くよというので、
それならとすぐに乗ってしまった。(2人で10Qなら1ドルちょっと 1ドル=約8Q)

トゥクトゥク壊れないか?と思うくらい凸凹の激しい未舗装の道をガツガツ走る。
どれだけ時間がかかるのかと思っていたら以外に早く着いてしまった。
時間を見ると9時半。10時に迎えが来ることになっていたので、アルトゥーロに「早く着いたよ」と
電話した。

しばらくすると「どこにいるんだ」という電話が。エル・インヘルトからデルマルが来てくれた。

農園に向かう途中にインヘルトの木がある。これが農園の名前の由来になった木だ。

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インヘルタールInjertar(接ぎ木する)というスペイン語の単語があるので、この農園の名前は
【接ぎ木】に由来しているという間違った情報が流れている。これには気を付けて欲しい。

エル・インヘルト農園の名前の由来は、このインヘルトの木である。
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by cafetenango | 2013-07-12 15:24 | グアテマラ(コーヒー)
2013年 07月 11日

ラス・ロサス農園の後に(2013中米出張)

いつもラス・ロサス農園に来ると、テキサスというホテルに泊まっていたのだが、
今回そこに行ったら、名前が変わっていて今はHotel La Finca(ラ・フィンカ)になっていた。
施設としては全く一緒で、ガソリンスタンドとレストランが併設されている。

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フロントに行くと部屋は空いていて、予約無しでも大丈夫だった。
「いつ名前が変わったの?」と聞くと「2年くらい前だね」とのこと。「オレ2年前にも泊まったんだけど」
と言うと「じゃあキミが帰った後すぐに変わったんじゃないの?」と返された。

まあそんな感じかもね。名前が変わっても特に宿泊の際に不便はないので、その会話は切り上げて
部屋に案内してもらう。
半地下みたいな微妙な部屋に連れていかれた。申し出れば部屋を変えてくれたんだろうけど、
面倒くさいのでそのままにした。

18時にローランドが迎えに来て、一緒にビールを飲みにいこうということになっていた。
今度は30分遅れて到着。ラス・ロサス農園でドライバーとして働いているおじちゃんも一緒。
マリスコス(魚介類)を食べに行こうということになる。

ローランドと飲みに行くと必ず女の子がいるお店に連れて行かれるのだが、マリスコスとか言っている
ので普通のレストランだろうと思っていたら、やっぱり女の子がいた(笑)

ホンジュラス人の子2人が入って、テーブルには計6人。
とりあえずガヨ(グアテマラを代表するビールです)を頼んで、何を食べようかなとメニューを眺める。
久しぶりにセビーチェでも食べましょと頼もうとしたらS,M,Lとサイズがある。

海外においてサイズ選びは慎重に選ばないと後で大変なことになる。

となりの子に「Mサイズってどのくらい」と聞いたら「これくらいよ」と手ぶりで大きさを教えてくれた。
『なんだMでそんなもんか・・・』 示されたのはそれほどの大きさではなかったので、Mを注文。

しかし、その後でローランドが同じセビーチェのSサイズを注文していたので、嫌な予感がした。

運ばれてきたら『こんなに食べたら胃袋の中が全部セビーチェになるぞ』というくらいのサイズ(笑)

『Lサイズを頼まなかっただけでもよかったとしよう』 前向きな考えで。

グアテマラのセビーチェは、シラントロ(パクチー)が効いていてとても好きだ。美味しい。
川野は、パクチーが苦手なのでグアテマランタコスを食べていた。

グアテマラのタコスは、メキシコのそれとはちょっと違っている。似た感じではあるが、アレンジが
されている。

Gallo(ガヨ)というグアテマラのビールは、国内では押しも押されぬトップブランドとして君臨して
いる。ローランドになぜ他に対抗するビールブランドが出てこないのかと聞いたら、

「ガヨが偉大だからだ」との回答。

ホンジュラスの女の子たちはとてもダンスが上手いとのことで、踊りを教えてもらうことに。
日本人は「踊れよ」って言われて「はいよ」と踊れる人が少ない。こちらの文化では大体の人は
一応踊れる。もちろんダンスが好きか嫌いか、上手い、ヘタなど個人差はあるが。

こういう場面になると、歌って踊れるコーヒー屋にならないといけないなとつくづく思う。

話を聞いていたら、最近のグアテマラ人の男はパーティで女子を誘わずにじっと座っている人
が増えたそうな。こういう席では通常男性が女性を誘って踊るというのが慣例なのだが、
最近は逆パターンが増えつつあるらしい。グアテマラでも草食系が増えているのか??

あとホンジュラス人と話をすると絶対に話題になるのが、国民食バレアーダス。
ホンジュラスの道端でたくさん売っている食べ物で、チーズ、フリホーレス、卵などを小麦粉の
トルティージャで巻いたもの。これがめちゃくちゃ美味しくて、向こうに滞在していたときは
毎日朝は、ホンジュラス人にまざって屋台でバレアーダスを食べていた。

じゃあ明日みんなでバレアーダスを作ろう!という話になったところでおひらき。

ローランドにホテルまで送ってもらって、お別れの挨拶。日本でラス・ロサスの名前をたくさん
売って宣伝するよ!と。
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by cafetenango | 2013-07-11 16:36 | グアテマラ(コーヒー)
2013年 07月 10日

ラス・ロサス農園その2(2013中米出張)

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農園主ローランドと記念撮影

さて久しぶりにやってきたラスロサス。
ここのおかあさんがバラが好きで、園内には多くの種類のバラが咲いている。ラス・ロサスはスペイン語で
「バラ」の意味。

家の周りに植えられた綺麗なバラを眺める。日差しは強いが、標高は高いので風は涼しい。

お父さんとお母さんが出てきたので挨拶。「来るのは何回目だ?」「3回目かな」みたいな会話をして、
おみやげでもってきた抹茶のお菓子を渡す。お水を飲んでから、早速農園散策。

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ラス・ロサス農園のすべての区画を歩くということで、とりあえずは「マンガル」というカフェテナンゴが
この前まで販売してたところを目指す。

マンガルは、マンゴーの一種。この区画の目印になるようにお父さんが40~45年前に植えた。
今では巨木となって区画の目印として立派にそびえたつ。野鳥などがエサにしているようで木の周り
には動物が食べた後の種がゴロゴロとしていた。

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マンガルの実

お昼近くの高い太陽が容赦なく照りつける農園を歩いていると本当に暑い。こういう環境でコーヒーは
真っ赤に熟していく。そして夜になると火照った果実は冷たくなって、成長を止める。
この繰り返しで徐々に果実は完熟のピークに向かってゆく。

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今の時期は第一回目の開花が終わった時期で、赤い実はほぼ無い。コーヒーの木自体は非常に
疲れているものも多く、雨季に入ると雨によって活力を取り戻していくのだ。

農園を全て歩いて、お昼ごはんをご馳走になった。肉やチョリソを山ほど焼いてくれて、おなか一杯。
だいたいごはん食べているときは日本食の話になる。ローランドは生ものが苦手らしく、刺身とか生卵
とか信じられないらしい。『そんなもの生で??』という感覚。いつか日本に来たら試させてあげたい。

食後にラス・ロサス農園産のコーヒーを淹れてもらう。いつもここに来ると美味しいコーヒーが飲める。
砂糖入れるかを聞かれれば、迷わず砂糖入りをお願いする。体が疲れているときは甘いコーヒーが
美味しい。日本では砂糖使わない人も多いが、現地ではコーヒーに砂糖を入れるのは当たり前。
現地では現地の流儀にしたがいましょう。

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おみやげのボスを渡すと『おー。これかー。』みたいな感じで大喜び。
飲んだ感想はまだ聞いていないが、どうだったんだろうか?

ホテルまで送っていってやるよと言われたが、予約もなにもしていなかった。とりあえずいつものホテル
まで行ってみて空きがなければ他を当たろうということで出発。
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by cafetenango | 2013-07-10 07:48 | グアテマラ(コーヒー)