アンティグアにはたくさんのカフェテリアがある。
ほとんどは外国人観光客向け。こっちでは、カフェでコーヒーを飲んで休憩という文化がなかったが、
観光客の文化がだんだん浸透してきて、カフェでお茶(コーヒーだが)するということも珍しくなくなったとか。
しかし、ほとんどのカフェは現地の人には高すぎて、めったに利用はしないみたいだ。
外国人向けカフェは、エスプレッソマシンがあって、カプチーノを提供するところが多く、
ペルコラドーラ(パーコレーター)を使ったコーヒーを出すところは少ない。
カップではなく、グラスで提供されることも多く、カネラ(シナモン)がかかっていることも多い。
カプチーノを作っているのは、現地の人なので、はっきり言ってレベルは高くない。
あまり飲んだことのないものを作るのだから仕方ないといえば仕方ない。
だけど、グアテマラシティのカフェなんかに行くと、日本のそこいらのカフェで飲むより格段においしい
カプチーノが出てくることもある。エルサルバドルの首都サンサルバドルもそうだが、
きちんとした知識のあるバリスタがいるお店で飲むとすばらしいものが飲める。
使っているコーヒー豆といえば、アンティグアのカフェといってもアンティグア産を使っているところは、
ほとんどない。高くて使えないし、輸出向けのグレードは、ほとんど現地では出回らない。
アンティグアでアンティグア産の豆を使っているカフェは、知っている限り3店舗のみ。
まあ、現状では使う豆の品質を上げるよりも、抽出技術を上げるほうがいいと思う。
日本でもきちんとしたエスプレッソやカプチーノを提供できるお店は少ないのだから、
難しいとは思うけど・・・。