準備を進めてきた「産地セミナー」が終わってホッとした。
テキストは中米の品種についてアナカフェのコーヒー栽培マニュアルを翻訳して、
実際に中米で見てきたことも盛り込みつつテキストを作成。
「種」(たね)についても現在分かっていることをちょっとだけ触れた。
そして、フレッシュフルーツを並べての試食会。
秋田産さくらんぼ、アメリカンチェリー、巨峰、メロン、グレープフルーツ(赤・白)、リンゴ(赤・青)
キウイ、バナナ、スイカ、マンゴー、レモン、もも、パイナップル
計15種類のフルーツが並んだ。
これらの味や香りを覚えて、コーヒーの中にある「果物の感覚」を見つけにいくというカッピング。
カッピングはただ口に入れて点数をつけるだけでは全く意味がなく、そのコーヒーの特徴をつかんで
「表現」しなければならない。
そのためには、コーヒーの表現に頻出する果物を実際に食べて、その果物の特徴を把握していなければ
ならない
しかし、毎日果物を食べるのは結構大変なことだ。そしていざ買おうと思うと結構高い。一人暮らしでは、
量の問題もある。スイカやメロンなど1個買ってしまうと食べきれない。(近頃はカットされたものも売っているが)
このような理由で果物から遠ざかった生活をしている人も多いのではないだろうか。
今回は人数が5人だったので、思い切ってたくさんの種類を揃えた。
みんなこれには喜んでいた様子。
カッピングはグアテマラのCOEのサンプルを使用。
1位のエルインヘルト農園や12位のラ・パンパなど産地違いを4種類。
カッピングとしては4種類は少ないが、初心者もいたので、あまりたくさんのサンプルを使うのは
混乱する可能性があるので、これくらいのほうがいい。
大切なのはその4つのサンプルにきちんとフルーツの表現を使えるかどうか。
セミナー終了後は、交流会。生徒さんはみなバリスタなので、エスプレッソや新しいお店のことなど
色々と話を聞いた。楽しい一日だった。
カウンターに並べられたフルーツ