『世田谷コーヒー宣言』 スペシャルティコーヒー専門店カフェテナンゴの公式ブログ

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2012年 07月 09日

コスタリカ出張2012 その11

>5月10日

7時に目が覚めた。

9時にドン・マヨのルイス・パブロが迎えに来てくれることになっているので、
その前に朝食をと思い、マイクを起こすが『ひとりで行ってくれ』と毛布をかぶって
寝てしまった。

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【卵とガジョ・ピントとチーズのホットサンド】
仕方なく一人で朝食をとる。

40分遅れてパブロの車がホテルの前に止まった。

いよいよドン・マヨを見ることができるとテンションが上がる。

とにかく最近のコスタリカのコーヒーを説明するのは難しい。

一つのマイクロミルがいくつもの農園のチェリーを精製している為、こんがらがり易い。

たとえば、ウエストバレーに「エルサル・デ・サルセロ」という有名なマイクロミルがあるんですが、
これを農園名と勘違いしている方が結構いらっしゃるんですね。

多くのスペシャルティコーヒーを扱うお店が、農園名が商品名になったものと一緒に
「エルサル・デ・サルセロ」という名前で売っているため、これも農園名なのかと勘違いする
方が出てくるのは仕方のないことだ。

たとえば、とあるコーヒー屋で下記のようなリストがあったとしよう。

●グアテマラ「エル・インヘルト」

●エルサルバドル「ロス・ピリネオス」

●ニカラグア「エル・リモンシーヨ」

●コスタリカ「エルサル・デ・サルセロ」

エル・インヘルトもロス・ピリネオスもエル・リモンシーヨも全部「農園名」。

通常、スペシャルティコーヒーというのは「農園名」が「商品名」になるのがお約束。

そのなかにあってコスタリカだけ「マイクロミル名」が「商品名」になっている。

知らないで見れば「エルサル・デ・サルセロ」は【農園名】だと思っても仕方ない。

こういう売り方をすると消費者が混乱するのだが、売る側も産地に詳しい人ばかり
ではないので、これも仕方ないといったところか。

ちなみにこの例でも取り上げた通り「エルサル・デ・サルセロ」は、マイクロミルの名前
であり、農園名ではない。

「エルサル・デ・サルセロ」という農園は存在しないので、みなさま騙されないように。

同じ理由で「ドン・マヨ」は、誤解されやすいマイクロミルのひとつだ。

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【ドン・マヨのミル周辺】
やはり「ドン・マヨ」という農園は存在しない。ドン・マヨは、マイクロミルの名前だ。

このミルは、オーナーのドン・エクトル、そしてその息子パブロが先頭に立って、一族が

所有する9つの農園のチェリーを精製している。(他人の農園のものは精製しない)

そのなかで特に傑出しているのが、ラ・ロマ、ベジャ・ビスタ、ラ・ナシエンテスの3農園。

農園とはいっても隣接しているものも多く、区画といったほうが正しい場合もあるが、

便宜的に農園としておこう。

カフェテナンゴが販売するドン・マヨの「ベジャ・ビスタ」が(この時は販売していなかったが)

どんなところなのかわくわくしながら車に乗っていた。

ドン・マヨミルの傑作「ベジャ・ビスタ農園」はこちら

by cafetenango | 2012-07-09 06:30 | コスタリカ(コーヒー)


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