>5月11日
COEの結果発表がシカフェで行われた。
2位は先日訪問したマイクロミル「ラ・リア」のドラゴン農園。
1位は、ファン・ラモンのサモラ農園。
(ファン・ラモンはカフェテナンゴが扱う「エル・セントロ農園」のオーナーでもある)
このサモラ農園のロットは、国際審査員が全員88点以上を付けた。
満場一致の1位だろう。
品種は、カツーラ、ビジャ・ロボス、ビジャ・サルチの混合。
ビジャ・サルチという最近になって見直されつつあるコスタリカの地品種をつかっている。
そして、精製方法は『ブラックハニー』というもの。
糖度が28度になったチェリーのみを摘み取って、果肉を90%残して網棚で乾燥させる。
糖分が多いため、乾燥したパーチメントは黒くなる。これがブラックハニーたるゆえんだ。
果肉を90%残すという点では、「レッドハニー」と変わらない。
摘み取り時の糖度が違うだけだ。
このブラックハニー製法を駆使して、標高が1800~1900mある超高標高の農園を退けて
1500mあるかないかのサモラ農園が1位を奪取することに成功した。
ファン・ラモンはやはり優秀な農業技師だなあと感心。
21時にホテルに戻って、部屋に入ると、タオルが一枚もセットされていなかった。
フロントでもらって、シャワーを浴びて寝た。
ファン・ラモンがレッドハニーで作るコーヒー「エル・セントロ農園」はこちら