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2012年 08月 07日

コスタリカ出張その27 ラ・カンデリージャ農園2

>5月16日

ラ・カンデリージャ農園は、カフェテナンゴ創業以前からの付き合いである。

日本スペシャルティコーヒー協会(SCAJ)の展示会に来ていたリカルド・エルナンデスに
名刺をもらったのがきっかけで知り合った。

「今度農園に行くから案内してよ」とお願いしてから数か月後、コスタリカに着いた私は、
首都サンホセから農園に電話。

「今サンホセにいるんだけど、どうやって農園まで行けばいい?」

「MUSOCからバスに乗って・・・」

サンマルコスに着いて、バスを降りたらそこにリカルドが待っていた。

私を見て、第一声が「まさか本当に来るとは思わなかったよ」

たしかに、当時コーヒー屋でもなんでもなかった私がコスタリカまで農園を見に来るとは
思わなかっただろう。

しかし、私の訪問をとても喜んでくれて、カンデリージャだけでなくいろいろな農園を
案内してくれたし、その時収穫が始まったばかりだったゲイシャ種も味わわせてくれた。

そして、今回の訪問ではゲイシャ種の収穫量は飛躍的に増えて1コンテナ(約250袋)を
生産できるようになっていた。(この1コンは、すでに某大手企業が買付していたが)

ゲイシャだけでなく、ET47、SL28などアフリカ系品種の苗を育てていたので、これから
もっともっと色々な味と香りをもったコーヒーが収穫できるようになるはずだ。

今回見た中で面白かったのは「マイコ種」。(ゲイシャではなくマイコというのが・・・)

カツーラとゲイシャの自然交配という憶測だ。

木はカツーラっぽいのだが、実の形にゲイシャの特徴が出ている。

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実の先が王冠をかぶったようにツンツンしている。これがゲイシャの特徴。

マイコ種が商業ベースに乗るような品種に育つかどうかは今のところ分からない。
そして、種としてキチンとリリースされる際には名前が変わるかもしれない。

マイコ種というのは、あくまでラ・カンデリージャ農園の中での呼び名だということだ。

今後(忘れたころ)、カツーラとゲイシャの交配種が出てきたときに、2012年の段階でこの
ラ・カンデリージャにあったということを忘れないでもらいたい。

今のコスタリカは、どこに行っても品種を増やそうという傾向がみられる。

中米のマイクロロットを主導するコスタリカが今後さらにロットごとの差別化を図る手段
としてハニー精製の次に期待するのが「品種」なのだろう。
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by cafetenango | 2012-08-07 14:04 | コスタリカ(コーヒー)


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