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『世田谷コーヒー宣言』 スペシャルティコーヒー専門店カフェテナンゴの公式ブログ

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2016年 09月 13日

ゲイシャ種の綴りは、【Gesha】か【Geisha】か

今年は今まで扱ってこなかったゲイシャ種を初めて販売します。
この品種、深煎りに徹底的に向かないんですね。深煎りどころか中深煎りでもキケンとくれば、焼き方でフレーバーを変えたい私にとっては非常に使いにくいというか『幅の狭い豆』という印象。そして過熱しすぎた価格もゲイシャ販売に踏み切れない理由の一つでした。ようするに値段と味のバランスが悪いんじゃないか?ということです。
それでも『中米専門店』としては、避けて通れない品種であることは確か。今年はエル・インヘルトのゲイシャ種を買ったので、味を比べるという意味でも、ブームの火付け役 パナマのラ・エスメラルダ農園のゲイシャの販売を始めました。(エル・インヘルト農園のゲイシャ種は、パナマのラ・エスメラルダから種を分けてもらったというのは有名な話)

さて販売用の豆袋を作ろうと思ったところでゲイシャのアルファベット綴が2種類あることに気が付きました。

エル・インヘルト農園のオークションロットは、【Gesha】となっている。それに対してラ・エスメラルダ農園のほうは【Geisha】と表記しています。

ネットで調べたところ日本では【Geisha】を採用しているお店が多いようです。まあ、このほうがだれでも素直にゲイシャと読めます。

しかし、ゲイシャというのは日本のゲイシャが語源ではなくエチオピアの村(地域?)の名前が由来となっているということで、現地のゲイシャの綴りをみると【Gesha】となっています。これだとゲシャと読んでしまいそうですね。

こうしてみると、本家は【Gesha】で、発音に当てたのが【Geisha】ということになります。大勢は【Geisha】のほうを採用しているようなので、そちらを使う方が無難ではありますが、結局はどっちでもよいのでしょう。

カフェテナンゴは、もちろん【Gesha】です。私が大好きなエル・インヘルトが採用した綴りに合わせます。みんなが採用する綴りを採用しないのもひねくれててカフェテナンゴらしいでしょう?

ちなみにこれを書く際にネットを調べていたら、英語のサイトで同じ話題を扱っているページがありました。日本語では誰も書いていないようだったので、とりあえず私が書いときましたよ。

追記:エル・インヘルト農園の記述は、オークションロットはGeshaですが、El Injerto のWebページ内ではGeishaの表記もあり、揺れています。

カフェテナンゴが販売するパナマ エスメラルダ農園 ゲイシャ種はこちら



by cafetenango | 2016-09-13 13:08


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